
全身で味わってみました
カレーが大好きな私ではありますが、さすがに「頭からつま先までカレーまみれ」という事態は望みません。
それなのに、我が全身をカレーに浸す機会が。知人から、驚くべき入浴剤をいただいたのです。
その名も「カレーなる入浴剤」。発売元はバンダイ。
何とも妖しげなデザインのパッケージです。説明も妖しげで、「大辛カレー」の後に小さく「風のお風呂」とか、「パッケージの写真・イラストと商品とは、多少異なりますのでご了承ください」「トウガラシエキス ×20」などなど。成分表によると、ウコンとクミン、ショウガ、サフラン、セージのエキスも配合されているそうです。
中には、カレーの固形ルーを模した、赤茶けた入浴剤が1個(70グラム)。「カレーなるフィギュア」なるオマケも入っており、全12種類のうち、私のはコック帽でした(どこがフィギュア?)。
もはや運命…と観念し、わかした風呂に入浴剤を放り込みました。発泡成分が入っているらしく、シュワシュワと泡立ちながら溶解。1分ほどで溶け切りました。
想像していた“カレー風呂”とは程遠い、極めて薄い褐色…湯の透明度が少々落ちた程度にしか見えません。ショウガが強く香ります。
思い切って、裸でザブンと入りました。ショウガと一緒に甘い香りも感じられ、カレーではなく、ジンジャーエールに浸かっている気分。指先など体の末端から温まってきたのは、トウガラシとショウガの成分のおかげでしょう。
全身ポカポカに温まり、湯上がりの気分は上々。…残念ながら、カレーに浸かった感じは、まったくありませんでしたが。