熊本県南部・芦北地方のグルメイベント「芦北伽哩街道」が、今夏も始まりました。
参加店舗は、芦北町と水俣市の12店。うち8店舗ではカレーをテイクアウトできます。
イベントのガイドマップは、スタンプラリーの台紙になっています。各店で集めたスタンプ数に応じて、イベントのオリジナルグッズがもらえる仕組みです。
最初に訪れたのは「福田農場 バレンシア館」。参加メニューは「夏やさいたっぷりグリーンカレー」です。
ココナツミルクが利いているタイ風のカレーは、クリーミーで香ばしく、キレのあるオトナの辛さ。入っている野菜類は、ズッキーニやカボチャ、レンコン、ナス、などなど…いろどり鮮やかです。赤飯っぽいご飯は、相良村産の6穀米とのことで、モチモチとした食感。鶏唐揚げも付いて、ボリュームあるひと皿でした。
次は「さるかに合掌亭」へ。「芦北産牛挽肉とサラダ玉ねぎカレー」をテイクアウトしました。
濃厚なビーフカレーです。入っている牛肉は、ミンチとしては粒が大きく、強い旨味をカレーにもたらしています。特徴的なのはタマネギで、トッピングのフライドオニオン、カレーに溶け込んでいるもの、そして直径4センチほどの小玉…3様の味わいが楽しめます。個人的には小玉が、ブドウみたいにジューシーでおいしかった。
カレー皿やエプロンも欲しい
続いて「コラッジオ」に行きました。食べたのは「PORCO ROSSO」。
こちらはカツカレーです。赤いカレーは、トマトの旨味や酸味が前面に出ていて、何とも個性的な味わい。芦北高原ポーク使用のトンカツは、厚さ約2センチ。ザックリと噛み切れる軟らかさで、味食べ応えも満点でした。手作りのタルタルソースがたくさん添えられており、カレーをマイルドに“味変”できるという、面白い趣向も。
この日の最後は、「レストラン ぎゅーぎゅー亭」でした。参加メニューの「あしきた牛カレー りんどうポークのヒレカツと夏野菜添え」をテイクアウト。
マイルドにしてコク豊かなビーフカレーです。煮込まれてホロホロになった牛肉が、たくさん入っています。オクラやパプリカなどの夏野菜は、それぞれ素揚げなどの処理がなされています。中でもタマネギが、ナシみたいに甘くなっていて印象的。りんどうポークのトンカツも味わい深く、全体の満足感を高めていました。
初日に4店食べ歩いた私は、スタンプラリーでオリジナルタオルをゲット。さらに4店回ればカレー皿が、全店制覇するとエプロンが獲得できるそうです。
カレー皿やエプロンも欲しい。いつ回ろうか? どう回ろうか? …参加店でもらったうちわをパタパタあおぎつつ、考え込んでしまう私でした。