九州・沖縄試食の穴

名物温泉にちなんだ激辛カレー【別府地獄のキーマ】

別府地獄のキーマ:パッケージ

 大分県の別府市の名物といえば“地獄”ですよね。温泉のことですけど。
 九州人の私には、かつて「血の池地獄」や「龍巻地獄」などを見物して回った記憶があります。硫黄くさかったなぁ。

 今回試食したのは「別府地獄のキーマ」というレトルト製品。地獄温泉にちなんだ“ご当地カレー”です。

 化粧袋の中には、カレーのレトルトパックと一緒に、細長い小袋が。「地獄の素」と書かれたこの袋には辛味成分が入っており、適宜加えてカレーの辛さを調節する仕組みなのです。

スポンサーリンク

別添「地獄の素」で刺激調節

 販売は大分市の「Hell Company」。1食170gです。
 ちなみに、地獄の素は20g。カレーの量と比べ、割合的に多すぎる気がするのは私だけ?

 温めてご飯にかけたカレーは、明るめのブラウン。ゆるいトロみがついています。見ただけでは、具材などはよく分かりません。写真では、地獄の素を半分ほど、カレーの上に絞り出しています。こちらは赤黒いペースト状です。

別府地獄のキーマ:実物&地獄の素

 まず、そのままカレーだけ食べてみました。クリーミーにしてマイルド。旨味と甘味が際立っている半面、スパイスの刺激はほとんど感じられません。具材は、わずかに鶏ミンチらしい粒を確認しました。
 次に、地獄の素を少量、スプーンでカレーと一緒にパクリ。途端に、舌を刺すような辛さに襲われました。軽い目まいとともに、顔面が汗ばんでくるのが分かります。旨味もあるけれど、それ以上にとにかく辛い。そして痛い。
 続いて、絞り出している地獄の素を、カレー全体に混ぜ合わせてみました。すると、刺激が適度に薄まって、程良い辛口のカレーに。バランスの取れたおいしさになり、無理なく完食できました。

 私にとっては、地獄の素は半量でちょうど良かったようです。
 うっかり全部入れてしまったら、それこそ“地獄”が到来していたでしょうね。

タイトルとURLをコピーしました