カレーを漢字で表記する場合、特に定められたものはない模様。ザッと検索してみたところ、「咖喱」「伽哩」が多く、他に「珈竰」などが見付かりました。
中国語の表記が、当て字として使われているようですね。
今回試食したのは「長崎スープ咖哩」。先日、長崎市を訪れた際に購入した“ご当地カレー”です。
ゴージャス感のある化粧箱。レトルトカレーとしては価格も少々高めで、観光客の土産向けに作られたものと見られます。
パッケージの裏面に「チャンポンスープ」「ばってん鶏」「スパイス&ハーブ二十種使用」などと、このカレーの特徴が書いてあります。長崎名物のチャンポンを応用し、同県産の銘柄鶏を使ったスープカレーなのです。
食べごたえのある銘柄鶏
販売は長崎市の稲佐山観光ホテル。1食250gです。
温めてご飯にかけたカレーは、シャバシャバとしたブラウンの液体。具だくさんな印象です。大きさ3~4cmほどのジャガイモ2個をはじめ、大小にカットされた鶏肉やニンジン、ナス、タマネギなどを確認できました。
風味豊かなスープカレーです。あっさりとしたチキンスープの中に、ハーブが利いた複雑な香りが混ざっています。スパイスの刺激は中辛程度でしょう。
銘柄鶏の肉は、繊維がみっしりと凝集しており、旨味も充分。食べごたえがありました。
スープカレーとしての作りがしっかりとしていたせいか、チャンポン的なところはイマイチ感じられなかったのですが。ご飯の代わりにチャンポン麺と合わせても、確かにイケそうな気がしました。