国内全般試食の穴

冷水調理も可能 非常時の味方【保存食 ドライカレー】

保存食 ドライカレー:パッケージ

 地元の行政機関で先日、事業所を対象にした防災講座が開かれました。
 私の職場からも職員1人が参加したのですが。講座の後、参加者全員に非常食が配られたそうです。

 試食した「保存食 ドライカレー」は、職員からもらった非常食。過去にレトルトカレーの非常食を食べたことはありますが、今回の製品はご飯入りのドライカレーです。

 パッケージに書いてある説明によると、これはフリーズドライ製品で、冷水も熱湯も使えるほか、ドライカレーのほか、カレーリゾットとしても食べられるとのこと。災害時を想定して開発されているだけに、便利ですね。

 製造は広島市の「サタケ」。1食100gです。

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1時間待ってリゾットを食べる

 自分が被災した場合を想定し、冷水によるカレーリゾットを食べてみることにしました。非常時には湯を沸かせる余裕はなさそうですし、リゾットの方が分量的に多く、腹持ちが良いと思ったのです。

 パッケージを開けると、中には乾燥状態の米粒などが入っていて、何となくシリアルっぽい風情。袋の内側に引かれている注水線まで水をそそぎ、1時間待ちます。ちなみに、熱湯なら数分で食べられるとのこと。
 待っている間に、そそいだ水が少しずつ減っていくのが分かります。米粒などに吸い込まれているのでしょう。1時間が経つころには、水分はほとんど見えなくなっていました。
 見た目は、リゾットというよりも、しっとりとしたピラフみたいな感じ。全体がカレーっぽい黄色味を帯びています。具材は、ニンジンやタマネギ、コーン粒を確認しました。

保存食 ドライカレー:実物&注水線

 出来上がりは、確かにカレー風味のリゾットです。水分を吸収した米粒は、プリプリとした状態に戻っており、柔らかいながらも食べごたえがあります。
 塩味や旨味がしっかりと付いており、物足りなさを覚えることなく、おいしく食べ進められます。スパイスの刺激はわずかですが、それでも、食欲を刺激する方向へ作用している模様。冷水から作っているけれど、食べている間、冷たさが気になることはありませんでした。

 本品は100gですが、水分を加えれば400gほどのボリュームに。満腹には至らないにしても、空腹は解消されそうです。
 非常時にはありがたい食事になるでしょう。非常時が来ないに越したことはありませんが……。

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