熊本県の西原村。2016年の熊本地震では大きな被害を受けましたが、その後、目覚ましい復興を遂げています。
4年後の秋、西原村の観光施設「俵山交流館 萌の里」を訪れてみたところ、なかなかのにぎわいでした。
今回は「阿蘇 俵山カレー」を試食しました。「萌の里」で売られていたレトルト製品です。
製品名にある「俵山」は、西原村のランドマークとも言える、阿蘇外輪山に連なる山です。
パッケージの裏面には、俵山で見られる春夏秋冬の風景が紹介されています。
思い出すきっかけに
このカレーを製造しているのは、同村にある福祉作業所「にしはら たんぽぽハウス」。馬肉入りのほか、牛肉や豚肉、鶏肉を使ったバージョンもあるそうです。
1食200グラム。販売は萌の里。
温めてご飯にかけたカレーは、ツヤやかなチャコールブラウン。ゆるいトロみがあります。大きさ1~3センチの肉の小塊と、クシ切りのタマネギが確認できました。
欧風の作りです。強い旨味に加え、ベースの甘味と、フルーティーな酸味が利いている。スパイスの風味は穏やかで、遅れて刺激がジワリ。小麦粉由来のトロみが、ボリューム感を生んでいます。
馬肉はスネやスジが中心と見られます。やや噛み応えがあるものの、決して硬くはありません。赤身にまとわり付いているスジは、トロリと軟らかく、おいしく食べられました。
俵山と関連した何かが、カレーに入っている訳ではありませんが。
後日、カレーを食べる時に、西原村や俵山を思い出すきっかけになりそうです。