秋の週末。熊本市の繁華街に出かけました。
なかなかのにぎわい。コロナ禍で遠のいていた人々が、ようやく戻ってきたようです。…これが一時的なものなのかどうか、現時点では分かりませんが。
訪れたのは「スリランカ くまもと 2nd」。1号店の「スリランカ くまもと」には何度か食べに行ったことがあるのですが、こちらは初めてでした。
下通りアーケードから東へ伸びる三年坂、蔦屋書店の向かいに建つビルの2階にあります。店内は細長い形状で、奥と窓際にカウンター席があり、テーブル席は大小15卓ほど。全体で50人は入れそうです。
褐色の肌をした男性スタッフたちがキビキビ動き回り、来店客も多くて活気があります。天井に設置された液晶モニターでは、スリランカ方面のものと思われる歌謡番組が延々と流れていました。
複合的で重層的なおいしさ
食べたのはランチメニューで、5種類のカリー(スリランカ、ドライ、ヌードル、イングランド、ベジタブル)から選びます。今回はドライカリーのランチにしました。
しばし待ってカレーが到着。乳白色の液体を、鮮やかなオレンジ色の油脂がビッシリと覆っています。具材は鶏肉とジャガイモ。皿の中央に盛られているご飯は、スパイスや野菜などと炒め合わされたドライカリーです。ランチにはミニサラダと紅茶、アイスクリームが付いています。
食欲が進むカレーです。ココナツミルクの香ばしい甘味と、油脂に溶け出たスパイスのホットな刺激が効いています。額にジワリと汗が浮き出るほどの辛さながら、キレがあって後口はさわやか。
ご飯の方は、ナッツやピーマン、タマネギなどが入った焼飯風。薄味のカレーピラフみたいな風情で、これをカレーにひたしながら食べると、何とも複合的で重層的なおいしさが。
舌鼓を打つ間、周りのテーブルでは次々とお客が入れ替わっていました。
今さら拙サイトごときが触れるまでもない人気店ではありますが、おいしいカレーを食べたからには、無視できませんね。