前回に続き、スープカレーのリポートです。
偶然ではありますが、スープカレーが重なってしまいましたが、それだけ出合いやすいということでしょう。普及しつつあるのかも知れません。
今回訪れた「SPICE LABO」は、熊本市にあるスープカレーの専門店。九州の地方都市でも、気軽に食べられるようになったものです。
オーダーシートで細かく注文
熊本市中央区の繁華街、銀杏通りの路面店です。スープカレーの“本場”とされる北海道をかたどった、ユニークな看板が目立っています。スッキリとした明るい雰囲気の店内は、カウンター5席、テーブル4卓に10席ほど。
スープカレーの注文は、客席に配置されているオーダーシートに記入する仕組み。スープは「ベーシック」「トマト」「イカスミ」、味は「こってり」「あっさり」、メインの具材は「なし」「チキン」「豚しゃぶ」「ハンバーグ」…などなど、7項目で選べます。
私は「ベーシック+あっさり+チキン+辛さ(5)+ご飯(中)+追加トッピング(なし)+飲み物(なし)」を注文。スタンダードを狙ってみました。
カウンター上部に設けられた掲示板によると、馬肉などを使った特別メニューもいくつか用意されている模様。これらは直接スタッフのお姉さんへ注文するようです。
スープカレーが到着。何とも豪勢な盛り付けです。見えている具材だけでも、3色のパプリカをはじめ、ズッキーニやインゲン、サツマイモ、レンコン、ブロッコリーなど。別皿のご飯は、お姉さんによると「21穀米なんですよ」。
軽い口当たりながら、しっかりとした旨味が特徴的なスープカレーです。これはトマト由来と見られ、酸味も利いていて食欲を刺激してくれます。スパイスの刺激は、注文した「5」は辛口に相当するそうで、個人的にはこの程度で良かったようです。
チキンはあまり目立ってはいませんが、軟らかい半面、充分な弾力も。全体の食べ応えや満足感に貢献していました。
印象的だったのが、2本の竹串。ジャガイモとナスを刺して器に立て掛けてあり、その上に野菜などが盛られています。具材をスープに沈ませず、立体的に見せる工夫ですね。
見ておいしく、食べておいしいカレーでした。