北海道試食の穴

陸上自衛隊旭川駐屯地のレシピ再現【北鎮カレー】

北鎮カレー:パッケージ

 自衛隊のカレーと言えば、何となく海上自衛隊を連想してしまいます。横須賀などで売り出されている「海軍カレー」の影響でしょうか。

 今回試食した「北の自衛隊 北鎮カレー」は、陸上自衛隊系のレトルト製品です。

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パックの中に“野外”の味わいが

 北海道旭川市の陸上自衛隊旭川駐屯地内には、北海道の開拓や防衛についての歴史を紹介する「北鎮記念館」という施設があるそうで、製品の名称はこれにちなんだものと見られます。パッケージ裏面の説明によると「駐屯地で実際に食されており、隊員から人気No.1に選ばれるこだわりカレーを再現」。

 製造は札幌市のベル食品。1食200グラム。

北鎮カレー:実物

 温めてご飯にかけたカレーは、濃いめの茶褐色。粘度はドロリと強めです。ニンジンのカケラが3個と、大きさ約4センチのジャガイモが1個、それに1.5~2センチ角の肉塊を7個、確認できました。タマネギもいくらか入っている模様。

 日本風のポークカレーです。濃厚な旨味に、フルーティーな酸味が利いています。スパイスの刺激は、表示どおりの「中辛」ですが、キリッとしたドライさが特徴的。ご飯が進みます。
 コロコロとしている豚肉は、どれも硬く締まっており、幼児や高齢者には食べづらいかも。ですが、量が多いうえに、強い歯応えが手伝い、「肉を食べた」という実感につながっていました。

 突出した特徴は無いけれど、独特の魅力が感じられました。キャンプなどで作るオーソドックスなカレー、あのおいしさの延長線上にある気がします。レトルトパックに“野外”の味わいが込められているのかも。

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