試食の穴近畿地方

同志社大の学生たちが開発【最高にパンに合うカレー】

最高にパンに合うカレー:パッケージ

 カレーを製品化するにあたっては、さまざまな動機や狙いがあるもので。
 「今までにない商品を作りたい!」というのも、そのひとつでしょう。いささかアバウトな気もするけれど、熱意は感じられますね。

 今回試食したのは「最高にパンに合うカレー」というレトルト製品。同志社大学の学生たちが開発したそうです。

 パッケージの裏側には、「今までにない商品を作りたい!」という言葉や、製品開発のエピソードなどが載っています。
 同大のゼミ活動の一環である模様。学生たちによる市場調査や街頭アンケート、試食会などを経て、完成に至ったそうです。

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バターナッツトマトとほうれん草チーズの2種入り

 化粧箱にはカレー2種「バターナッツトマトカレー」「ほうれん草チーズカレー」が入っており、内容量は各80g。製造は大阪府泉南市のキャニオンスパイスです。

 2つあるレトルトパックをそれぞれ温めました。バターナッツトマトは赤褐色、ほうれん草チーズはオリーブ色。いずれもペースト状でモッタリとしており、表面に油脂が浮いていて濃厚そう。

最高にパンに合うカレー:実物&パッケージ裏面

 バターナッツトマトは、トマトの強い旨味や、ナッツ由来とみられるコクが利いています。ほうれん草チーズの方は、ホウレンソウとチーズの風味が混在しており、口当たりは意外とあっさり。どちらのカレーもマイルドで、スパイスの刺激は中辛より弱めでした。
 パンと一緒に食べたのですが、ご飯にも合わせてみました。比べてみたところ、ご飯よりもパンで食べる方が、味の輪郭みたいなものが明確になるような気がしました。ご飯にかけてもおいしいのですが、「パンに合う」と言えそうです。

 「今までにない商品」「最高にパンに合う」と言えるかどうかは微妙なところですが。
 若者たちがワイワイやりながら考え出したのであろう、その“楽しさ”が、食べていて伝わってくるカレーではありました。

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