
ひところの“郵政民営化”の影響なのか、郵便局では物販が盛んに。
近所の郵便局に出かけてみると、窓口の脇には便箋や筆ペンなどさまざまなオリジナル商品が。受験シーズンになると、縁起物の菓子として『キットカット』も扱われます。
今回試食した「みんなのカレー」は、郵便局限定というレトルト製品。郵便局での窓口販売のほか、ネットショップなどによる通信販売が行なわれています。
「スジャータ」として知られる、めいらくグループ・名古屋製酪の製造。1食180グラム。
“郵便局らしいカレー”って…?
中辛と甘口の2種類あります。今回は前者を食べました。
温めてご飯にかけたカレーは、落ち着いたブラウン。粘度はやや強めです。ニンジンやジャガイモらしい、2センチ前後の角切り野菜がコロコロ入っています。
オーソドックスなビーフカレー。旨味で食べさせる日本風の作りです。酸味と甘味のバランスが良く、刺激は表示どおりの「中辛」程度でした。
牛肉は約1センチの硬い小塊が数個。野菜類の方が存在感はあるものの、肉のおいしさはカレーに溶け込んでいるようです。
商品名のように万人受けしそうなカレーですが、それだけに「没個性」とも言えます。「“郵便局らしいカレー”って何だろう?」などと考え込んでしまいました。