“革新”と捉えよう(ヤチヨ)

幕末牛鍋カレー:パッケージ

 振り返れば、たくさんの“◯◯にちなんだカレー”を食べてきました。
 自衛隊にちなんだカレー、消防隊にちなんだカレー、山口県にちなんだカレー、福之神ビリケンにちなんだカレー、などなど。白樺派にちなんだカレーもありましたね。…くわしくは、上段にあるメニューバーから「製品レビュー」のコーナーをご覧下さい。

 今回試食した「幕末牛鍋カレー」は、“幕末にちなんだカレー”ということになるでしょうか。江戸時代末期に活躍した英傑2人がパッケージにあしらわれているレトルト製品です。

 パッケージ裏面に掲載されている「幕末グルメ秘話」によると、幕末期に誕生した牛鍋などは、勝海舟と坂本龍馬も食べていた可能性があるとのこと。この推測から、本品が生み出されたそうです。…いささかコジツケっぽい気もするのですが、こんな強引さ、個人的には決して嫌いではありません。

 販売は神奈川県横須賀市にあるヤチヨ。幕末史の主要な舞台だった、横須賀市の“ご当地カレー”と見られます。1食200グラム。

幕末牛鍋カレー:実物

 温めてご飯にかけたカレーは、くすんだ黄土色。適度なトロみがあります。具材は、牛肉らしい薄切り肉が3切れほど、それと長ネギらしい長さ3センチ前後の筒切りが8切れ。

 日本風のビーフカレーです。醤油を利かせた旨味と、フルーティーな酸味が特徴的。スパイスの刺激は、中辛と甘口の中間あたりでしょうか。
 このカレーの“主役”は牛肉のはずですが、完全に長ネギに食われています。とは言え、煮込まれてトロリと軟らかい長ネギは、わずかに残るシャキシャキ感や、自然な甘味なども手伝って、なかなかにオツな味わい。違和感を覚えないどころか、むしろ好感を抱けるほどでした。

 幕末ということで牛鍋の導入を目論んだところ、結果的に“ネギ鍋”みたいなシロモノがカレーに入ってしまった…。
 これを“失敗”ではなく“革新”と捉えてみると、実に楽しい。カレーの可能性がグンと拡がり、何だかワクワクしてきますよね。これこそが、“◯◯にちなんだカレー”に散見される強引さを、私が好む理由です。
 
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