上場亭カレー | カレーの穴 curry-no-ana.com

上場亭カレー

あなどれない薄切り肉(上場食肉)

上場亭カレー:パッケージ
 出演している俳優が同じでも、演出などが異なれば、発揮される魅力が大きく変わる場合があります。
 映画しかり、演劇しかり、TVドラマしかり…。実はカレーもそうなのかも知れません。

 今回試食した「上場亭カレー」は、前回と同様、佐賀県産の牛肉を使ったレトルト製品です。けれど、牛肉の扱いが異なっていたため、前回とは異なる感想になりました。


 「上場亭」は唐津市にある精肉と焼肉の店。扱っている牛肉をレトルトカレーに展開したのでしょうね。
 
 販売は唐津市の上場食肉。1食200グラム。

 温めてご飯にかけたカレーは、濃いブラウン。トロみはモッタリと重めです。カレーの表面を油脂の膜が覆っており、濃厚そうな印象。肉は薄切りで、縮れたものが2切れほど、クシャクシャと盛り上がって見えます。

上場亭カレー:実物
 オーソドックスなビーフカレーです。ベースに強い甘味があり、牛肉の旨味が引き立っている。フルーティーさも感じられ、それが深いコクにつながっています。スパイスの刺激は、表示の「辛口」よりはマイルドかも。
 “主役”の牛肉は、薄切りなので、旨味がカレーに抜けています。ところが、加熱によって縮れている形状のおかげで、ボリューム感が生じているのです。しかも、カレーが肉に絡みやすいため、ジューシーっぽい食感に。意外なことに、充分な食べ応えがあったのでした。

 銘柄牛を使ったレトルトカレーでは、肉が角切りにしてある場合が少なくないようです。牛肉を前面に出すためには妥当な選択と思えますが、ポーションが小さいと、かえって貧弱な印象を強めてしまうことにもなりかねません。
 薄切り肉であっても、満足感をもたらすことができる…驚きと痛快さを覚えた、今回の試食でした。