カレーの穴 curry-no-ana.com

ここは“カレー者”たちの秘密養成所。7つの穴でカレーを極めろ!

鎌倉 近藤の味噌カレー

“まかない”の魅力(彩遊館)

鎌倉 近藤の味噌カレー
 「まかない料理」という言葉には、どこか不思議な魅力があります。店の従業員向けに作られる料理なので、客の立場では食べられない…そんなイメージがあるためでしょうか。

 ですが、今ではまかない料理はひとつのジャンルを形成しています。正規メニューに“昇格”したり、テレビ番組で紹介されたり、料理雑誌で特集されるなど、こちらが思うほどに縁遠いものではないようです。


 今回試食した「鎌倉 近藤の味噌カレー」は、まかない料理から生まれたというレトルト製品。神奈川県鎌倉市にある有名店「創作和料理 近藤」の厨房で作られているそうです。

 販売は、近藤を経営する彩遊館。1食200グラム。

 温めてご飯にかけたカレーは、明るいブラウン。粘度は強めです。固形分が多くて、肉の細片や、ミゾレ状の野菜が見えます。

 ちょっと珍しいビーフカレーです。牛肉と味噌によるコクのある旨味が印象的。リンゴのフルーティーな甘味が、全体を引き立てています。カレーの風味とも馴染んでおり、違和感は皆無。パッケージの表示どおりに「中辛」で、ショウガによるホットな刺激も利いています。
 ご飯とも好相性。肉を味噌で炒めて作る、あの「肉味噌」に通じるおいしさが感じられました。

 有名店のレトルト製品ではあるものの、無難に収まることなく、個性的なメリハリが。こんなまかない料理が作られている店なら、正規のメニューはさぞかし…なんて期待したくなってきますね。