揚げゆばカレー | カレーの穴 curry-no-ana.com

揚げゆばカレー

肉の代わりに?(楽土)

揚げゆばカレー
 精進料理の食材として、古来より親しまれているゆば。温めた豆乳の表面にできる膜を引き上げたもので、植物性タンパク質が豊富に含まれています。
 京都では「湯葉」と書き、膜を端から引き上げて作るため、1枚そのままの薄さに。日光では「湯波」と書き、膜を中央から引き上げて作るため、折りたたまれて2枚重ねになるそうです。

 今回試食したのは、日光のゆばが使われているという「揚げゆばカレー」。栃木県の“ご当地カレー”のひとつです。


 販売は地元の楽土。1食200グラム。

 温めてご飯にかけたカレーは、明るめのブラウンで、粘度はゆるめ。肉のようにも見える薄い細片が入っており、これらがゆばと思われます。具材は他に、タマネギの切れ端が確認されました。

 和風の旨味で食べさせるカレーで、後味には独特のクセが。調味料として使われている日本酒や醤油によるものでしょう。そのせいか、カレーとして少々異質ではあるものの、違和感を覚えずに食べることができました。刺激は中辛よりも少々弱め。
 このカレーの“主役”と言えるゆばは、それ自体に特徴的な味わいは感じられません。パッケージには「トローリトロトロ」と表現されていますが、実際はしっかりとした歯応え。擬音を付けるとしたら、「グニグニ」と「シャキシャキ」の間あたりでしょうか。

 カレーにゆばが入っている様子は、豚の細切れ肉などに似ていなくもありません。残念ながら、食べた印象は肉類とは別モノですが。…ただ、作りたての「トローリトロトロ」な軟らかいゆばを使えば、グッと魅力的なカレーになりそうな気がします。