スパイスタイフーン:チキンカレー | カレーの穴 curry-no-ana.com

スパイスタイフーン:チキンカレー

本格的なスープカレー専門店(熊本県熊本市)

スパイスタイフーン:チキンカレー
 札幌発祥のスープカレー。個性的なスタイルなので敷居が高いのか、全国で一斉にブレイク…という感じではありませんが、ジワジワと店舗が増えている模様です。

 そして、とうとう熊本市にも、スープカレーの専門店が登場しました。地元のカレー好きの間でたちまち話題になり、食べに行った人たちの感想も上々。私も押っ取り刀で訪ねました。


 その店「スパイスタイフーン」は、繁華街の銀座通り沿い、ツインビルの1階に入っています。奥まった場所にあるものの、店内は明るい雰囲気です。カウンターとテーブルで18席ほど。

 ランチメニューはチキン、ポーク、野菜の3種類(ミニサラダとコーヒー付き)。他にフライというのもあるようです。トッピングとしてチーズやハンバーグも。メニューによると辛さは5段階から選べ、店主のお薦めは3段階目とのこと(後日、辛さはメニュー以上に増量できることが分かりました)。

 初めてなので無難に、チキンカレーを3辛で注文。出てきた器は、ラーメン鉢並みの大きさ。たゆたうスープ状のカレーに、骨付きの鶏肉とジャガイモ、ニンジン、カボチャ、ナスがゴロゴロ。上に水菜が散らしてあります。ご飯はターメリックライスでした。

 スプーンでご飯をすくい、そのままカレーもすくって、一緒に食べます。なかなかにスパイシーで、キレのある味わい。半面、ラーメンにも似た、旨味の強いダシも印象的です。鶏肉は軟らかくて身離れが良く、適度にジューシー。野菜は素揚げしてあり、煮溶けることなく個々に存在を主張していました。
 サラサラなのに濃厚、それでいて鮮烈な刺激があり、後味はサッパリ。“本場”である札幌のスープカレーと比べてどうなのかは分かりませんが、熊本では貴重なおいしさと言えるでしょう。繁華街にあるので、飲酒の“シメ”にお茶漬け感覚で食べても良さそうです。

 この店は、マスターの風貌も、実に味わい深いものがあります。佐藤蛾次郎と鈴木ヒロミツを足して2で割ったような…とにかく、キャラが立っている。カレーは必食、マスターは必見です。

後日談 半年も経たないうちに、閉店が確認されました。報せを聞いた時は「おいしかったのに、何故?」と驚いたものです。スープカレー自体が熊本に馴染まなかった…としか考えられません。