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カレーの王子さま

幼児向けのカレーとは?(S&B)

カレーの王子さま
 カレーは辛いとは限りません。スーパーマーケットの陳列棚を見回しただけでも、中辛や甘口のほか、幼児用に作られた離乳食のようなカレーまでが目に飛び込んでくる。辛口はカレー全体のほんの一部でしかないのです。

 カレーの求道者として、辛口ばかりを食べていては視野が狭くなります。
 カレー好きが見向きもしない幼児用、その草分けであるS&B「カレーの王子さま」のレトルトを食べてみることにしました(買うのが恥ずかしかった…)。


 製品名の頭に「1歳からの」という言葉がついており、まさしく幼児用。しかし、よく考えてみると、これは“1歳から上の年齢の者が食べるカレー”という意味。28歳の私(試食時点)にも、食べる資格は充分あるはずです。

 箱の中には内容量70グラムの袋が2食分。温めてご飯にかけると、幼児向けに刺激を抑えてあるらしく、スパイスなどの香りはしません。ルーの中身は挽肉と細切れ野菜で、かなり煮溶けており、ほとんど噛まずに食べることができそうです。

 食べてみると、フルーティーな風味の中に、結構しっかりとした旨味が感じられる。スパイスも小麦粉も使われていないので、香ばしさはありませんが、いろんな野菜を使ってコクを出しているようです。
 ただ、スパイスが色付け程度にしか入っていないせいか、味付けの中心は塩味。黄土色の外見とは裏腹に、カレー味ではありません。目を閉じると、肉や野菜が入った葛餡のようなものを食べている気分になります。

 「こうまでしてカレーっぽいものを幼児に食べさせたいのか?」と考えさせられてしまいましたが、カレー好きの幼児を育てていけば、将来的にカレーの需要確保につながるでしょう。大人になったら「ゴールデンカレー」を買ってくれるかも…そんな遠大な計画を成就させんがためか、幼児用とはいえ決して手を抜いていない印象。
 カレーを食べた満足感はありませんが、それなりにおいしかったです。