ジャガイモはカレーの名脇役。ですが、主役だって立派に務まります。
先日はタマネギが主役のレトルトカレーを食べました。そして今回はジャガイモ。
試食したのは「島の恵みの じゃがカレー」というレトルト製品。鹿児島県・奄美群島にある沖永良部島の“ご当地カレー”です。
沖永良部島の名産のひとつが、「えらぶゴールド」と呼ばれるジャガイモ。煮崩れしにくいため、加工に向いているそうです。
パッケージ裏面の説明によると、このジャガイモのほか、同島で採れた海塩や黒糖、健康食材の桑などが、カレーに使用されているとのこと。
乱切りジャガイモ 食べごたえ&存在感
販売は島の恵み工房・沖永良部。1食200グラム。
温めてご飯にかけたカレーは、ツヤやかな焦茶色。粘度は重めです。大きさ3~4センチあるジャガイモが、ゴロゴロと7個ほど入っています。
マイルドな家庭風のカレーです。強い旨味と甘味が特徴的。その奥に、わずかに渋味や苦味のようなクセが感じられ、どこか素朴さのある、それでいて深い味わいに。スパイスの刺激は穏やかで、甘口に近いと思われます。
さすがにジャガイモは、あまり煮崩れが見られず、乱切りのエッジが立っています。それでも、歯がサクッと入る軟らかさで、ネットリ感のある豊かな舌触り。なかなかの食べごたえ、そして存在感でした。
肉類はまったく入っていなかったけれど、充分に満足できました。おいしいジャガイモがあってこそのカレーですね。