独自の世界試食の穴

自販機大国に現れた【スープカレー(缶)】

スープカレー(缶)

 私たちが住む日本は、世界一の“自販機大国”。よほどの僻地でもない限り、どこにでも自動販売機があります。そして、ジュースや乾電池、書籍など、いろんなものが買えます。
 なのに、カレー製品は売られていませんでした。カレー味のカップラーメンを食べさせる自販機はありますが、自販機で売ることを目的にした物は皆無と言えるでしょう。

 そこに登場したのが、今回試食(試飲)した「スープカレー」です。発売元はジェイティフーズ。

 自販機用の缶入りホットスープの“仲間”みたいなもの。液体に近い種類のカレーが登場したことで、飲料缶に封じ込める“必然性”が生まれた訳ですね。
 自販機では、ホットコーヒーやコーンスープなどの缶と並び、違和感なく収まっていました。どんな飲み物なのでしょうか?

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ご飯にかけると負けてしまう

 インド人シェフらしいキャラクターが描かれた缶は、容量190ミリリットル。開けてみると、カレーそのものの芳香が立ちのぼります。温かくして売られているせいか、香りが比較的よく出ている模様。
 飲んでみたところ、口当たりはサラリとしており、粘度はほとんどありません。チキンスープにカレーの風味が付いている感じで、缶の成分表を見てみると、ほぼ当たっていました。辛さは控え目、口の中にスパイシーな刺激がしばし残る程度でした。

 試しに、少量のご飯と一緒に食べてみました。コクが足らず、スープカレーがご飯に負けている印象。そのままスープカレーに流用できる訳ではないようです。

 飲用でも食用でも物足らない、何とも中途半端な出来。…それでも、自販機での販売を実現した、画期的なカレー製品だと思います。

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