「カレーの友」と言えば福神漬け。私個人はさっぱりとしたラッキョウの方が好きだったりするのですが、ポピュラリティーでは福神漬けに遠く及びません。
いろんな野菜を使って
材料分量(約1キロ分) ダイコン…2分の1本。ナス…大1本。ニンジン…1本。シイタケ…大4枚。レンコン…1節分。キュウリ…1本。ショウガ…半かけ程度。醤油…カップ2。味醂…カップ1。砂糖…200グラム。昆布…1片。
作り方
1.各野菜を皮をむくなど下処理し、食べやすい大きさに切りそろえる。
2.鍋に醤油と味醂、砂糖、昆布を入れて火にかける。
3.ひと煮立ちしたら、鍋に野菜類をすべて加える。
4.全体をザックリと混ぜながら加熱、鍋の端があわ立ってきたら火を止める。
5.ざるなどで野菜を濾し取り、煮汁は取って置いて鍋に戻す。
6.煮汁を少々煮詰める。野菜のアクが浮いてくるので取り除く。
7.濾し取った野菜は密封容器に入れ、上から煮汁を注ぎ込む。
8.冷蔵庫などで寝かせ、翌日から食べられる。
明治初期、東京の老舗漬物屋「酒悦」が考案したことは有名。現在も売られていますね。カレーとの組み合わせについては、「日本郵船の船内食堂が導入した」「帝国ホテルが目をつけた」など諸説あります。正統とされる野菜は、ダイコンとナス、なた豆、白瓜、レンコン、紫蘇の実、ショウガの7種類。
ここでは、季節に左右されず、比較的手に入りやすいものに変更しています。レンコンなどは下処理済みのパック入りを使っても構いません。ササガキゴボウ、キャベツの芯、タマネギなども使えます。
調味料も作り方もシンプルにしてみました。赤くはありませんが、自らの手で作った福神漬けには、独特のおいしさがあります。
あと、漬け汁はカレーの隠し味に流用できますので、お試しあれ。