大分自動車道の別府湾サービスエリア(上下線)は、別府湾を見下ろすロケーションや、高級旅館のプロデュースによる施設群が、ドライバーに人気です。ここの土産物店「玄林館」は、フードコートの主力商品にカレーを据えており、以前に食べたことがあります。
今回試食した「タイムヒルズカレー」は、土産物の主力商品。フードコートのカレーをレトルト製品にしたもので、別件でサービスエリアを再訪した機会に購入しました。
写真では分かりにくいかも知れませんが、エンボス加工で浮き出た“白い”スプーンと、黒いスプーンが交差したデザインのパッケージ。シンプルシックに見えますが、土産物店にズラリと並べられている様子は、妙に目立っていました。
販売はリ・クリエイト。1食200グラム。
カレーソース…各自トッピングを
温めてご飯にかけたカレーは、深い焦茶色。固形分が多いミゾレ状で、自然なゆるいトロみがついています。フードコートのカレーには手羽元肉が載っているのですが、レトルト製品の方には具材らしい物は見られません。
野菜類から出ているらしい、自然な甘味が特徴的。フルーティーな酸味も利いています。中辛程度の刺激があるものの、スパイスのクセは感じられません。軽い口当たりで、素朴さと上品さが、巧みに両立されている印象を受けました。
ちょっと物足りないな…などと思いながら、何となくパッケージを裏返してみたところ、なるほど、成分表示の製品名称は「カレーソース」。トンカツやハンバーグなどをトッピングすべきだったようです。