
小さなスポンジケーキの中に、バナナ風味のクリームが詰まった洋菓子「東京ばな奈」。
東京土産の定番ですね。地方在住の私は、これまでに何度かもらったことがあります。
今回試食したのは「東京ばな奈 カレー」。レモン入りやラスクなど、さまざまに展開している「東京ばな奈」ブランドに連なるレトルト製品です。
黄色が目立つカラフルな化粧箱には「パティシエ仕込み」の文字が。パステルグリーンのレトルトパックは、化粧箱とデザインを合わせたオリジナル品です。……このように仕様が凝っていると、食べ手の期待を高めてくれますね。
酸味と甘味 際立つフルーティーさ
販売は東京都中央区銀座「東京ばな奈ワールド」。1色200gです。
温めてご飯にかけたカレーは、明るめの黄色で、ネットリと重たい、強めの粘度。ニンジンやジャガイモなどがゴロゴロと入っているようです。
フルーティーさが際立っているカレー。しっかりとした酸味や甘味が特徴的です。半面、ナッツ類に由来するらしい香ばしさも利いています。味わいはマイルドですが、やや遅れてスパイスの刺激がジンワリ。パッケージの表示「中辛」よりは弱いかも知れません。
確認できた具材は、大きさ3cmほどのニンジンが3個と、2cmほどのジャガイモが5個、そしてタマネギのカケラ。ボリューム的には充分でした。

とてもフルーティーですし、バナナピューレなどが使われていたけれど、それでも“バナナっぽさ”が足りなかったところが残念。バナナチップとか焼きバナナとか、せめて具材にバナナが欲しかった。
パティシエよりもコックさんに仕込んでもらうべきだったのでは……などと思ってしまいました。