試食の穴関東地方

パンチは効いているか?【試験艦あすかカレー】

試験艦あすかカレー:パッケージ

 料理の味わいについて、しばしば見かける「パンチが効いている」という表現。いつ誰が使い始めたのでしょうね。
 おおむね「味にインパクトがある」「香辛料の刺激が強い」などを表すようですが、意味が確定している訳ではない模様。個人的には「食べ始めに『おいしい』と感じさせる」ではないかと思っています。

 今回試食したのは「試験艦あすかカレー」というレトルト製品。パッケージの裏面に「濃く深く・パンチの効いた味」と謳われています。

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全体的な印象は「まろやか」

 本品は「横須賀海上自衛隊カレー」と名付けられた製品群のひとつ。艦艇の給養員長(料理長)のレシピを元に、神奈川県横須賀市の店「ウッドアイランドカレーレストラン」がメニュー化したそうです。

 販売は横須賀市の調味商事。1食200グラム。

 温めてご飯にかけたカレーは、暗めの黄土色。モッタリとして重めです。2センチ前後の肉の小塊3個、1~3センチのニンジン4個、2~3センチほどのジャガイモ1個を確認しました。

試験艦あすかカレー:実物&パッケージ裏面

 洋食風のポークカレー。ひと口目から、強い旨味が感じられます。トマトのものらしい酸味も。半面、甘味やクリーミーさもあって、全体的な印象は「まろやか」。 スパイスの刺激は中辛程度でしょう。
 ニンジンやジャガイモは、形状を保っているものの、とても軟らか。対象的に、豚肉の小塊は硬く、旨味はカレーに出てしまっているようでした。

 「パンチが効いている」と言えなくもないのですが、まろやかさが効果を薄めている感じが。いささか残念です。
 試験艦のカレーらしく、今後テストを重ね、実戦配備を果たしてほしいものです。…って、もう店に“配備”済みでしたねw

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