自分なりの欧風ビーフカレーを模索しています。目指すのは、高度な技術を要さずに作れ、食べても“重さ”が感じられない、なのに深いコクがあるカレー。
軽い食感と、深いコク
材料分量(約6皿分) 牛肉…300グラム。タマネギ…3個。ニンジン…2本。セロリ…1本。ホールトマト…1缶。ニンニク…1片。ショウガ…半かけ程度。ローリエ…2枚。ブイヨン…4カップ。ウスターソース…大さじ2。プレーンヨーグルト…4分の1カップ。カレー粉…大さじ4。油…大さじ3。バター…適量。塩…適量。ガラムマサラ…適量。
作り方
1.タマネギ、ニンジン、セロリの茎は薄切り、セロリの葉はみじん切りにする。
2.フライパンを熱して油とタマネギを入れ、熱が回ったら弱火にして炒める。
3.タマネギが色づいてきたら、みじん切りにしたニンニクを入れて炒める。
4.ニンニクの香りが立ってきたら、すり下ろしたショウガとカレー粉大さじ3を入れて炒める。
5.カレー粉の香りが立ってきたら全て鍋に移し、ニンジンとセロリ、ブイヨン3カップ、ホールトマト、ローリエ、ウスターソースを入れ、1時間以上弱火で煮込む。
6.鍋の具材が軟らかくなったら火を止め、ローリエを取り除き、中身をミキサーで粉砕する。
7.ペースト状になった中身をシノワやザルなどで裏ごししてカレーベースの完成。
8.カレーベースを1晩寝かせる。
9.牛肉を食べやすい大きさに切りそろえ、カレー粉をまぶして、バターを溶かしたフライパンで焼く。
10.焦げ目の付いた牛肉を、カレーベースの鍋に入れ、ブイヨン1カップとヨーグルトを加え、弱火で煮込む。
11.塩で味を調え、ガラムマサラで香りを補って完成。
ブイヨンを自作すれば、手間はかかりますが、滋味豊かになります。半面、ブイヨンキューブを使ったり、ニンニクやショウガをチューブ製品で代用すれば、手軽に作ることも。裏ごしを省いて、素朴な口当たりにしても良いでしょう。
「9」の過程から、軟らかく煮込んだ牛スジを煮汁ごと加えると、また違った味わいが楽しめます。同様の手法で、牛テールや内臓などにも挑戦してみて下さい。