探訪の穴熊本県内

野菜をおいしく食べさせる【スパイス&カフェ nico:ヒゴベジカレー】

スパイス&カフェ nico:ヒゴベジカレー

 カレーには“肉料理”っぽいイメージが漂っている気がします。そう感じるのは私だけでしょうか?
 日本においてカレーは、“煮込んで作る料理”として認知されている模様。このため、何となく“シチューの親戚”に見えてしまうのかも知れません。

 言うまでもなく、野菜だって魚介類だって、カレーには使われます。今回訪れた「スパイス&カフェ nico」では、野菜をおいしく食べさせるカレーに出合いました。

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ソソられるメニューさまざま

 熊本県宇土市の三拾町。JR宇土駅の西口近くにある、小体なカフェです。
 店内は明るい雰囲気で、古い雑貨や家具が品良くレイアウトされています。カウンター4席、2人掛けのテーブル3卓と、4人掛けのテーブルが2卓。

 カレーは7種類ほどあり、それぞれに作りが異なっている模様。とりあえずは無難な選択として、メニュー最上段の「ヒゴベジカレー」を注文しました。「禁断のポークビンダルー」や「灼熱のタギールカレー」にもソソられたのですが。

スパイス&カフェ nico:店舗

 しばし待って、カレーが到着。ソースポットに盛り上がっている野菜たちが目を引きます。ご飯はやや赤く色付いており、古代米か雑穀が混ざっているようです。

 なかなかに凝ったカレーです。マイルドかと思いきや、遅れてスパイスの刺激がジワリ。中辛程度ですが、後味がサッと引いていくキレがあります。メニューによると「チキンブイヨンと昆布の旨み濃縮」らしいけれど、それらが前面に出ることはなく、全体が穏やかにまとまっている印象でした。
 入っている野菜は、オクラやナス、ミニトマト、パプリカ、タマネギ、シメジなど。メニューの写真ではレンコンなども見られたので、時々で具材が変わるのでしょう。素揚げなどの下ごしらえがなされ、おかげでナスはトロトロ、タマネギはシャクシャク。カレーとの相性も向上しているようでした。

 東京の名店「エチオピア」の野菜カリーをソフィスティケートしたような味わい。リピーターが多いと聞いている店ですが、納得のおいしさでした。
 次は「禁断のポークビンダルー」を食べてみたい。どのあたりが「禁断」なんでしょうね…?

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