黒ニンニクをご存知でしょうか? ニンニクを高温・高湿で熟成させて作る、栄養豊富な健康食品。ドライフルーツのような味わいなども特徴とされます。
この黒ニンニクを使ったレトルト製品が、今回試食した「青森発 黒にんにくカレー」。ニンニク栽培が盛んという、青森県の“ご当地カレー”です。
販売は弘前市の中弘クラフト。1食200グラム。
フルーティーな甘さ 刺激臭は皆無
温めてご飯にかけたカレーは、深いチャコールブラウン。粘度は高めです。ジャガイモと思われる1.5~2.5センチ程度のカケラが3個。ニンジンや肉らしい細片も見えます。
濃厚なビーフカレー。フルーティーな強い甘さが、ビーフの旨味を引き立てています。甘口に近いマイルドな味わいで、ニンニク特有の刺激臭は皆無。ですが、食べ始めにおいしさを印象付けるパンチを感じました。
“主役”の黒ニンニクは、ペーストが使われているそうで、目には見えません。けれど、カレーの見映えや味わい、そして食べ応えに、大きく影響しているようです。
パッケージの裏に、小さく「黒にんにくペーストを全内容量の約3%使用しております。」との説明が。このカレーで6グラム、ざっと1片分というところでしょうか。
ひとかけらであのパンチ力と言うことは…。黒ニンニクの“威力”を、少しだけ実感できたような気がします。