新潟県新潟市にある、地域交通の要衝「万代シテイバスセンター」。
ここにある飲食コーナーのカレーは、地元で長年愛されているそうです。テレビ番組「アメトーーク!」や「秘密のケンミンSHOW」などで紹介されたこともあるとか。
これをレトルト製品化したのが、今回試食した「バスセンターのカレー」。そのまんまのネーミングですね。
おいしさが心に残る
パッケージ上部には、バスセンターの飲食コーナーと見られる写真が。
故郷を後にする時、ひさしぶりに帰省した時…乗降客の郷愁みたいなものが、カレーの味わいに加わるのかも知れません。
販売は新潟市の新潟交通商事。1食220グラムで、パッケージには「1.5人前」と書いてあります。
温めてご飯にかけたカレーは、ボッテリと重たく、明るい黄土色。大きさ約3センチの肉片が3個、ニンジンらしい2センチ前後のカケラが5個ほど確認できました。
洋食風のポークカレー。強い粘度は小麦粉由来と見られ、しっかりとしたボリュームがあります。肉の旨味が全体にみなぎっている感じで、ピリリとした中辛の刺激も手伝って、ご飯が進みます。
豚肉は硬く、エキスはカレーに出てしまっている模様。ですが、具材に頼らなくても充分にご飯が食べられ、胃袋を満たしてくれます。贅沢でも凝ってもいないけれど、親しみやすいおいしさが心に残る…そんなカレーでした。
ちなみに、バスセンターのある施設の名称は「万代シティ」ではなく「万代シテイ」。パッケージ裏面に載っている地図の表記も「万代シテイ」。このあたりにも親しみやすさを覚えますね。