柚子胡椒みたいな調味料というか、タバスコみたいな柚子胡椒というか。そんな調味料が「ゆずすこ」です。
今回試食したのは「ゆずすこ グリーンカレー」。カレーにゆずすこが使われているレトルト製品です。
パッケージの裏面に、基となっているゆずすこの紹介が、写真付きで載っています。
福岡発祥の調味料で、材料は柚子皮と青唐辛子と酢。容器は細長い小瓶で、何となくタバスコに似ていますね。
ビビッドな刺激が前面に
販売は福岡県柳川市の「高橋商店」。1食180gです。
温めてご飯にかけたカレーは、くすんだ薄緑色。ポタージュ状のトロみがあります。具材は、大きさ2cm前後の、鶏肉らしい小塊が4個ほど。
シャープなグリーンカレーです。ココナツミルクのクリーミーな甘さとともに、柚子胡椒っぽいビビッドな刺激が前面に。タイ風のグリーンカレーの場合、やや遅れて辛くなり、後味に残り続ける印象があるのですが、ゆずすこ風は反対に、すぐに辛さがやって来て、素早く消え去る感じ。キレがあります。
具材のチキンは、軟らかくておいしいものの、それだけなのが寂しい。タケノコやピーマンなどが入った具だくさんのグリーンカレーに慣れているので、いささか物足りなさを覚えてしまいました。
もっと具材が欲しいなぁ……と残念に思っていた時、ふと「うどんを入れてみたら」と思い立ちました。おいしいカレーうどんになりそうです。
次に食べる時はカレーうどんか。いやいや、素麺でもイケそうだぞ。