福岡県太宰府市の太宰府天満宮。
参拝客でにぎわう参道の周りには、さまざまな飲食店が集まっています。カレーが食べられる店も少なくありません。
今回訪れたのは「Curry&Cafe 茶話」。参道から外れた場所にある、古民家風のカフェです。
太宰府市の宰府4丁目、太宰府天満宮の裏手を通る県道35号(筑紫野古賀線)沿いに建つ一軒家です。古民家というか、どこか昭和時代を思わせる地味なたたずまい。店名やメニューが書かれた黒板が出ていなければ、カフェとは分からないかも知れません。
梅にちなんだ盛りつけ
靴を脱いで上がると、そこは仏間や居間だったらしい畳敷きの空間。座卓やテーブル席のほか、玄関脇にはカウンター席も。親戚の家みたいな和やかさがあります。
訪れたのは2月下旬。桃の節句を前に、雛人形が飾られていました。
メニューは「太宰府カレー」と「ドライキーマ」の2種類。両方を相がけにした「欲張りダブル!!」もあったので、そちらを注文しました。
コンソメらしいカップスープに続いて、カレーが到着。写真の手前が太宰府カレー、奥がドライキーマです。
6粒の青豆が、梅の花のように並べてあります。天満宮にちなんでいるのでしょうね。
太宰府カレーは、ホロホロに煮溶けたチキンの旨味や、梅の酸味が印象的です。遅れてホットな刺激がジワリ。ドライキーマは、ポークミンチを赤ワインで煮込んである模様。こちらは刺激が比較的穏やかで、後味がすっきりしていました。
スパイシーではあるけれど、おおむね優しい味わい。ご飯にトッピングされた梅干しや、付け合せのピクルス類と一緒に、するすると胃袋に収まってしまいました。
天満宮参拝の帰りにでも立ち寄って食べたい、梅がモチーフ(?)のカレーです。…もちろん、“行き”に食べたって構いませんが。