探訪の穴熊本県内

鹿児島発のスープカレー【ごうや(熊本三年坂店):ごうやスペシャル】

ごうや:ごうやスペシャル

 何年か前、鹿児島県を家族でドライブしていた時のこと。道端に出ているカレー屋の看板が、ふと目に入りました。そこには「スープカレー」の文字が。
 「こんな所にもスープカレーの専門店があるんだなぁ」などと思っていたところ、しばらくして偶然、知人がメールで「鹿児島においしいスープカレーの店があるんですけど…」。

 その店が、今回訪れた「ごうや」です。ドライブの時は通り過ぎてしまいましたが後年、支店「熊本三年坂店」がオープン。おかげで、食べる機会に恵まれました。

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辛さは100段階で調節可能

 熊本市中央区の安政町。下通アーケードから三年坂を北上、左手にある雑居ビルの地階です。間口は狭いものの、その分、路上の看板が目立っています。
  階段を下りると、出入口のすぐ脇に厨房が。その奥に客席があって、2人掛けのテーブルが13卓。地下とは思えない、明るい雰囲気です。

 メニューにはさまざまなカレーが並んでいますが、これらは、基本スープカレーに具材でバリエーションを出している模様。
 迷いそうな場合は、店側の“オススメ”を選ぶべき。メニュー冒頭に大きく紹介されている「ごうやスペシャル」を注文しました。辛さが0番から100番まで調節でき、私は一般的な辛口に相当するという5番に。

ごうや:外観&店内

 ご飯の平皿に続いて、カレーが大鉢で到着。骨付き鶏肉と豚角煮、ナス、ピーマン、インゲン、ブロッコリー、カボチャ、ベビーコーン、ジャガイモなどが山を成し…それらの上に豆苗が。食欲をそそるビジュアルです。

 よく出来たスープカレーです。甘味や苦味、酸味などが混ざり合い、突出せずにバランスを保っている印象。口当たりは軽いけれど、わずかにトロみがあって、煮溶かされた素材の滋味がうかがえます。
 具材はどれも食べ応え充分。脂身の甘い豚角煮、骨までホロホロに軟らかい鶏肉、素揚げなどの下処理がなされている野菜類…みんな単品でも食べられそうな気がします。

 なかなかにボリューミーでしたが、おいしく平らげることができました。
 本店のある鹿児島的なところはよく分からなかったけれど、これだけ完成度が高いと、もはや“地方色”みたいな要素は気にならなくなりますね。

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