九州・沖縄試食の穴

丸ごと1本 具材がゴロン 【手羽餃子カレー】

手羽餃子カレー:パッケージ

 居酒屋などでしばしば見かける手羽餃子。鶏の手羽先から骨を抜き、そこに餃子風の餡を詰めて焼いた、ビールが進む惣菜です。
 全国的にポピュラーなのかと思いきや、発祥は宮崎県とのこと。九州ローカルなんですね。

 今回試食したのは「手羽餃子カレー」。文字どおり、手羽餃子を具材にしたレトルト製品です。

 パッケージ裏面の説明によると、宮崎県高鍋町は「餃子のまち」として知られており、そこに店を構える「餃子の馬渡」が本製品を開発したとのこと。宮崎県において餃子が“盛ん”な地域は、宮崎市だけではないようです。

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プリプリの餡 ご飯進むおいしさ

 販売は、前述の「餃子の馬渡」。1食190gです。

 温めてご飯にかけたカレーは、暗めの茶褐色。粘度が高く、ネットリとして重たそう。レトルトパックからゴロンと出てきた具材は、手羽餃子が丸ごと1本。長さは約10cm。

手羽餃子カレー:実物&パッケージ裏面

 カレー自体は欧風っぽい感じ。イノシン酸系の旨味が、強い甘味で引き立てられており、何とも濃厚な味わい。少量のカレーで、ご飯がたくさん食べられます。スパイスの刺激は、中辛よりも弱めと思われます。
 主役の手羽餃子は、このカレーでは“茹で餃子”に近く、スプーンがスッと入る軟らかさ。餡がプリプリとしてソーセージっぽかったのは、鶏皮に包まれることで餡のジューシーさが保たれていたからでしょう。こちらもご飯が進むおいしさでした。

 カレーの具材として、なかなかに面白い手羽餃子。
 レトルト製品だと、カレーと一緒に煮込むスタイルになってしまいますが。焼いた手羽餃子を、カレーにトッピングして食べてみたいなぁ。

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