沖縄で親しまれているランチョンミートの缶詰「スパム」。
身近で購入することもできるけれど、意外に高価だったりして、何となく手が出ません。近ごろは、おにぎり(おにぎらず?)の具材などで注目されているようですが。
今回試食したのは「SPAMカレー」。文字どおり、スパム入りのレトルトカレーです。
沖縄県に出張した友人から、お土産でもらいました。パッケージには「オキナワンなカレー!」などと書かれており、沖縄の特産物に連なることをアピール。
このカレー、実は地元の商業施設でも見かけたことがあります。もはや土産物のレベルを超え、立派な沖縄県産品として県外へ流通しているのかも知れません。
素朴な旨味、親近感のあるおいしさ
製造は沖縄県中城村にある沖縄ホーメル。1食180グラムです。
温めてご飯にかけたカレーは、濃いめのブラウン。ゆるいトロみがあります。スパムと見られる、大きさ2センチほどの立方体が7個ほど。こま切れのニンジンやタマネギ、サイの目状のジャガイモも入っており、具だくさんな印象です。
洋食風というか家庭的なカレーです。素朴な旨味が利いており、ご飯によく合います。スパイスの刺激は中辛程度でしょう。
スパムはブヨブヨとした軟らかさで、おでんのハンペンやさつま揚げみたいな食感。味はカレーに溶け出てしまったようです。
何とも親近感のあるおいしさでした。
カレーに合わせるなら、煮込むよりもトッピングする方が、よりスパムらしさが感じられそう。自分で試してみようかな?