探訪の穴近畿地方

大阪らしい名物メニュー【ダイヤモンドカリー(大阪国際空港店):まぜカレー】

 2018年の“初カレー”は「ダイヤモンドカリー」のレトルト製品だったのですが。
 2023年の“初カレー”は「ダイヤモンドカリー」の実店舗で食べました。たまたま関西を訪れた際、利用した空港に支店があったのです。

 その店は「ダイヤモンドカリー」の大阪国際空港店。ターミナルビル中央ブロックの2階、到着口のすぐ脇にあります。

 店内はカウンターのみ15席。壁に掲げられている円形の看板が目を引きます。キャリーバッグを携えた旅行客でにぎわっていました。

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青ネギやキャベツがアクセントに

 メニューは「カレー」「まぜカレー」「カレースパ」の3種類。それぞれにエビフライや唐揚げ、トンカツなどがトッピングできます。
 表示に「名物メニュー」とあった、まぜカレーを注文してみました。何となく“大阪らしさ”を漂わせていたので。

 楕円形の皿に盛られているのは、カレーとご飯を混ぜ合わせ、卵黄をトッピングしたシロモノ。有名な「自由軒」のスタイルですが、さらにカレーがかかっているところや、刻みネギをあしらっているあたりに独自性が見られます。添えてあるキャベツはピクルスでした。

 旨味の強いビーフカレーで、ビビッドな酸味も利いています。揚げ物などをトッピングした時、酸味のあるこのカレーが、ウスターソース的な役割を務めるのでしょう。スパイスの刺激はあまり感じられませんでした。
 全体をざっくり混ぜ合わせると、卵黄によってマイルドさやコクがプラス。青ネギやキャベツのシャキシャキとした食感が、食べ進むうえでのアクセントになります。また、卓上に配置されている「辛みスパイス」を加えて、ホットな味変を楽しみました(入れすぎ注意)。

 和風というか庶民的というか、どこか親しみを覚えるおいしさでした。
 ダイアモンドカリーは1964年、大阪・梅田の地下街で創業したそうです。空港にある支店は、シンプルモダンなカレースタンドですが。それでも、大阪の“玄関”にふさわしい老舗かも知れませんね。

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