探訪の穴近畿地方

“あんかけ”で熱あつ【味味香(ポルタ店):京あげきつねカレーうどん&クリームチーズ】

 京都ではカレーうどんが盛ん……というわけでもないのでしょうが。
 どこかしら、京都にはカレーうどんが似合うように思えます。あくまでも個人的な意見です。

 京都訪問の機会を利用し、私は「味味香」に向かいました。ここはうどんの専門店で、店名の前には「京のカレーうどん」と付いています。

 いくつか店舗がある中、JR京都駅の近くに滞在していた私は、駅前の地下街「ポルタ」にある支店を訪れました。夜の閉店1時間前にも関わらず、入口には数名ほどの列が。
 やや待って通された店内は、カウンターやテーブルなど二十数席。閉店近い時間でも、出入りが多くて活気があります。

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和風ダシもスパイスも利いている

 メニューのトップは、やはりカレーうどん。天ぷら類のほか、牛肉のしぐれ煮やトンカツなどのトッピングでバリエーションを出しています。この他、スタンダードなうどん類や、丼物なども。
 私は「京あげきつねカレーうどん」を選び、これにクリームチーズを付けました。地元の方から「合うのでお試しあれ」と勧められていたのです。

 熱あつの丼が出てきました。茶褐色のカレーは半透明で、沈んでいるうどんが見えます。短冊状の京あげは、長さ約7センチのものが10切れほど。別皿で付いてきた、白いクリームチーズは、うどんにトッピングして撮影しました。

 カレーは片栗粉でトロみをつけた“あんかけ”スタイルです。和風ダシが豊かに香る半面、スパイスの風味もしっかり。刺激はマイルドですが、カレー自体がとても熱いので、太くて軟らかなうどんをすするうちに、全身がカッカとしてきました。
 具材の京あげは、カレーを吸ってオツな味わいに。別注のクリームチーズは、カレーに混ぜ込んでみたところ、コクのあるミルキーさが全体に加わって、おいしい“味変”を演出。ちょっと珍しい取り合わせですが、これはオススメです。
 また、卓上に配置されている調味料「赤山椒」「洋七味」も、ユニークな味変が楽しめてオススメ。前者はシビレる辛さが、後者はエスニックな風味が加わります。

 食後、唇のあたりにヒリヒリとした痛みが。うっかりヤケドをしてしまいました。
 熱いのもおいしさのうち。……ではあるけれど、注意して食べなければなりませんね。

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