中国・四国試食の穴

小豆島の特産品で【オリーブ牛カレー】

オリーブ牛カレー:パッケージ

 かつて「オリーブカレー」というレトルト製品を食べたことがあるのですが。
 今回は「オリーブ牛カレー」。似ているけれど、こちらには「牛」が入っています。

 パッケージには「香川県産」のロゴマークが。オリーブ栽培で知られる、同県の小豆島が絡んでいるようです。

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名物同士のシナジー効果

 小豆島では明治期から黒毛和牛の肥育が行なわれており、「讃岐牛」と呼ばれるそうです。このうち、搾油後のオリーブを与えているものが「オリーブ牛」。パッケージ裏面の説明によると、含まれるオレイン酸の効果で、肉の旨味や軟らかさが向上しているとのこと。絞りカスの活用により、名物同士のシナジー効果が生まれているのです。

 販売は香川県高松市の日露本店。1食は240グラムと、やや多めです。

オリーブ牛カレー:実物&パッケージ裏面

 温めてご飯にかけたカレーは、濃いブラウン。ポタージュっぽいのですが、実際は、サラリとしたスープにミゾレ状の具材が溶け込んでいる感じです。オリーブ牛と見られる、大きさ3~5センチの肉塊が2切れ。他に、2センチ前後の黄緑色の粒が2個、これはオリーブの果実と思われます。

 マイルドなビーフカレーです。豊かな旨味と、深いコクがあり、ご飯が進むおいしさ。スパイスの刺激は、中辛よりもやや弱めでしょう。
 牛肉は、赤身はホロホロ、脂身はフルフル。ポーションが大きく、食べ応えがあります。オリーブの果実はブドウを思わせる食感で、オイルがジュワリと弾けました。

 牛肉にもオリーブにも興味を抱かせる、そんな味わいでした。これは“ご当地カレー”の見本ですね。

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