東北地方試食の穴

朝日町のリンゴやポークで【ウサヒ色の引力カレー】

ウサヒ色の引力カレー:パッケージ

 山形県の朝日町。リンゴなどの果樹栽培が盛んな、山間部の自治体です。
 ここでは「桃色ウサヒ」という“ゆるキャラ”が、地域興しに頑張っているとのこと。良い意味で力の抜けた、ユニークな活動が注目されているそうです。

 今回試食した「ウサヒ色の引力カレー」は、朝日町の“ご当地カレー”と言えそうなレトルト製品。なのですが、パッケージで目を引くのは「引力」の2文字で、ウサヒの姿はどこにもありません。不思議ですね。

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“ゆるキャラ”由来のピンク色

 パッケージの説明によると、地元の食材として、果肉まで赤いリンゴ「ジェネバ」と、放牧で育てた豚「あっぷるニュー豚(トン)」が使われているそうです。「引力」のネーミングは、この豚肉にちなんだものと見られます。

 販売は道の駅あさひまち。1食210グラム。

 温めてご飯にかけたカレーは、ユルめの粘度。ファンシーなパステルピンクです。確かに、ネットで見た桃色ウサヒ、あの体色を連想させます。具材は、豚肉と思われる、大きさ2~4センチの小塊を4個確認。

ウサヒ色の引力カレー:実物

 マイルドなポークカレーです。旨味が強くてクリーミー。パッケージの表示は「甘口」ですが、スパイスの風味はほとんど感じられず、むしろホワイトシチューに近いのかも知れません。
 4個の豚肉は、繊細な舌触りが特徴的で、口の中でホロホロに。脂肪も付いており、食べ応えがありました。

 あっぷるニュー豚の存在感に比べ、ジェネバの個性が今ひとつ分かりにくかったところが残念。リンゴの赤が、ウサヒのピンク色に負けてしまったのかも…?

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