
神奈川県箱根町にある「ポーラ美術館」。
国内の大手化粧品メーカーのひとつ「ポーラ化粧品」の創業家が収集した美術品を基に、2002年に開館した施設です。印象派絵画のコレクションは国内最大級とのこと。
今回試食したのは「ポーラ美術館 オリジナルシーフードカレー」。美術館内にあるレストラン「アレイ」のレシピで作られているというレトルト製品です。
パッケージの裏面には、「アレイ」が写真付きで紹介されています。美術館の企画展ごとにコースメニューが考案されているそうで、凝った料理に出合えそうですね。
訪れて“答え合わせ”をしてみたい…
販売は「公益財団法人 ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館」。1食200gです。
温めてご飯にかけたカレーは、明るい黄土色。ポタージュ状のゆるいトロみがついています。具材は、イカと見られる大きさ3cm前後の切身が5個と、直径約2cmに丸まっている小エビが6個、確認されました。
欧風と思われる、上品にしてマイルドなシーフードカレーです。クリーミーな舌触りや、ミルキーな味わいが特徴的。スパイスの刺激はほとんど感じられないものの、後味には潮の香りが。
具材のイカとエビは、フォルムがしっかり残っており、数も多い。旨味はカレーに出てしまっているようでしたが、ちょっと贅沢なビジュアルを演出していました。

ポーラ美術館に行ったことはないけれど、カレーを食べているうちに、想像というか妄想というか、あれこれとイメージが呼び起こされました。どんな美術館なのか、いつか訪れて“答え合わせ”をしてみたいなぁ……。