「きょうされん」を知っていますか? 「共同作業所全国連絡会」の略称。障害者を支援する組織や施設でつくる、全国規模の団体です。
今回試食した「きょうされんカレー」は、きょうされんプロデュースのレトルト製品。売上の一部は、きょうされん事務局のビル建て替えに伴う移転費用などに充てられるそうです。一種の協賛商品ですね。
もっと強気の価格でも?
販売は名古屋市のユニオンサービス。1食200グラム。
温めてご飯にかけたカレーは、落ち着いたブラウンで、モッタリと強めの粘度。1~2センチ角のニンジンとジャガイモが、それぞれ5~6個ほど。約1~3センチの肉のカケラが2個入っていました。
日本風のビーフカレー。小麦粉由来と見られる重めの口当たりですが、舌触りはなめらか。食べ始めは強い甘味が感じられるものの、やや遅れてホットな刺激が生じます。中辛程度でしょう。
牛肉は硬すぎず軟らかすぎずの塩梅で、噛み応えが食べ応えにつながっている。“主役”としての存在感がありました。
値段的には、大手メーカー製品の1.5~2倍程度。それでも、地方の物産館で売られているオリジナルカレーの価格帯は3倍以上ですから、安いと言えるかも知れません。
おいしいカレーなので、もっと強気の価格設定でも良いのでは? その方が、事務局の移転がスムーズに進むのでは? …などと余計なことを考えてしまいました。