試食の穴近畿地方

老舗洋食店と酒肴専門店のコラボレーション【自由軒 カレーみそ】

自由軒 カレーみそ:瓶

 カレー味のラーメン、カレー味のポテトチップス、カレー味の唐揚げ、カレー味のコロッケ、カレー味のふりかけ…世の中には多くの「カレー味」があります。
 ならば、カレー味の味噌は? 味噌自体がカレーっぽいので、何となく“盲点”っぽく思えるのですが。

 今回試食したのは、その名もズバリな「自由軒 カレーみそ」。カレーなのに味噌という、不思議な食べ物です。

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調味料的な楽しみ方も

 大阪の老舗洋食店「自由軒」と、神戸の酒肴専門店「伍魚福」が、共同開発した製品とのこと。
 販売は伍魚福。8角形のガラス瓶に入っていて、内容量は75グラム。

 パッケージに「ご飯がすすむ!」。佃煮のように、ご飯に載せたりして食べるようです。
 そこで、瓶の中身を少量、ご飯に載せてみました。硬めのペーストで、きめが細かく、黒々としています。八丁味噌に似ているけれど、本品の方がより黒く、油脂のものらしい照りがあります。

自由軒 カレーみそ:実物&成分表

 ご飯と一緒に食べてみました。強い醤油の旨味と、コクのある甘味が特徴的。カレーの風味とともに、シャープな酸味が利いています。スパイスの刺激はマイルドです。
 ラベルの成分表によると、主な成分はオニオンソテーや醤油もろみなど。文字どおりにご飯が進むおいしさがあるけれど、調味料として料理に使っても楽しめそうです。

 全体的な印象は、味噌というよりも、中華料理の調味料「醤(ジャン)」を思わせます。
 これを味噌汁にしたら、和風のスープカレーっぽくなるのでは? そのまま生野菜をつけて食べても良さそう。おにぎりの具に使えるかも。食パンに塗ってピザトースト風に…などなど、思いがけず“創作意欲”が刺激されてしまいました。

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