「OPAM」をご存知でしょうか?
大分県立美術館を指すそうです。先日訪れた時、この略称を知りました。
今回訪れた「カフェ シャリテ(café Charité)」は、美術館内にある飲食店。大分県の食材を使った料理が評判で、メニューにはカレーもあります。
大分市の寿町。中心市街地を東西に横切る昭和通り沿いに、OPAMは建っています。白壁や大窓が印象的な、モダンな雰囲気の施設です。
店舗は2階にあります。ガラス張りで、筒状のボール紙で作られたパーティションが、客席を囲んでいます。椅子やテーブルなども、パーティション同様にボール紙でできているところがユニーク。ボール紙は硬くて丈夫なのに、触ると温かみが感じられます。
パキスタン風でスパイシー
メニューには、豊後牛ステーキや鶏唐揚げ、とり天、カボスのジュースなど、大分県の名物が活かされています。私は「シャリテ特製カレー」を注文しました。
先にサラダが登場。さまざまな野菜が皿いっぱいに盛られ、“オマケ”のレベルを超えています。後で聞いたところによると、これは「久住高原サラダ」という単品メニューでもあり、料理にはすべて付いてくる、このレストランの名物とか。続いてカレーが到着。ボート型の皿の中で、濃厚そうにツヤツヤと光っていました。
スパイシーなチキンカレーです。メニューによると「パキスタン風」。じっくり炒めたタマネギなどが使われているらしく、味わいのベースに滋味のある甘さが。スパイスの刺激はシャープで、スッキリとした切れがあります。
鶏肉は大きさ3~5センチのものが3個。大分県産の若鶏とのことで、ジューシーにして弾力豊富でした。
おいしいカレーでした。ボリュームのあるサラダも手伝い、満腹に。
血液が胃袋へ回ったら、美術鑑賞に差し障りが生じるかも知れません。食事を楽しむのは、鑑賞後にしましょう。