熊本県南部・芦北地方の、夏の定番イベント「芦北伽哩街道」が始まりました。
2013年は芦北町・津奈木町・水俣市の飲食店16店が参加。おいしさや個性などを競っています。
これまでは4~5店を一気に回っていたのですが、さすがに暴飲暴食がツラい年齢に。そこで、今年は複数回に分けることにして、まずは3店を食べ歩きました。
3店回って満腹だけど…
1軒目は、ベイサイド芦北にあるレストラン「さるかに合掌亭」。「足赤エビマヨカレー」(写真上)を食べました。
盛りのいいカレーの上に、長さ20センチ近いエビの天ぷらが横たわっており、目を引きます。地元産あしきた牛のミンチ肉が入っているカレーは、やや濃いめながら、マイルドで家庭的な味わい。揚げたての足赤エビは、身のブリンブリンとした弾力感が印象的です。サワー風味のマヨネーズがかかっているので、“エビマヨ”として濃厚な味わいに。目にも胃袋にも、満足の一皿でした。
2軒目は、役場近くの3号線沿いにあるラーメン店「熊本ラーメン もっこす亭 芦北店」。「カレー味噌ラーメン」(写真中)を食べました。
普通の味噌ラーメンに見えるものの、赤い福神漬のトッピングが特徴的。目を凝らすと、麺やスープを覆う油脂が黄色がかっているのも分かります。オリジナルの「カレー醤」が使われているそうです。カレーの香辛料、味噌の旨味、そして豚骨スープ…それぞれが違和感なく渾然一体となって、香ばしいおいしさが生まれています。食べ終えて残ったスープには、付属のご飯を入れる趣向。このカレー雑炊もイケました。
3軒目は、道の駅「たのうら」に併設されているタコ焼き屋「でんでん」。「カレーもち」「カレーまん」(写真下)を食べました。
どちらも、直径約7.5センチ、厚さ2.5センチ。表面には「くまモン」の焼印が押され、中には結構ドライな味わいのカレーペーストが封じ込められています。カマボコっぽいカケラも入っており、これは地元で「オランダ揚げ」と呼ばれる、魚のすり身揚げとのこと。異なるのは皮の部分。白い「カレーもち」はダンゴ系・ムッチリ食感、茶色い「カレーまん」は今川焼き系・ふっくら食感…個人的には前者が好みでした。
3店回っても、まだ13店も残っています。さて、次はどこを回りましょうか…?