今夏も始まりました「芦北伽哩街道」。
いろんなカレーが楽しめる催しです。熊本県内で続いている食イベントとしては、最長ではないでしょうか?
令和初となる今回は、芦北町と水俣市の14軒が参加。そのうち5軒を食べ回りました。
うどん、まぜ麺、コロッケも…
1番目は「コラッジオ」です。参加メニューは「冷しゃぶWonderカレー」(写真上)。
ご飯の上に千切りキャベツが盛られ、ブタの冷しゃぶが載っています。それらを取り囲むように、赤いカレーが。上部の料理は冷たくて、下部は熱かったり、冷しゃぶに絡めた香ばしいゴマダレと、旨味が強いトマト主体のカレーなど、温度や味わいのコントラストが特徴的。さらには、シャキシャキのキャベツや、ご飯、クシ切りのトマトなど、異なる食感が交錯するのも面白い。意外性の詰まったカレーです。
お次は「ヘルシーパーク芦北」を訪れました。食べたのは「サラたまたっぷりカレーうどん」(写真上から2番目)。
熱々のカレーうどんです。和風ダシのカレーにサラダタマネギが煮溶けているのですが、むしろ牛肉のゴロゴロとした存在感が際立っています。うどんは細めで滑らか。これにエビフライやネギ、それに天カス、チーズがトッピング。中でも、カレーを吸って膨らんだ天カスと、クリーミーに溶け込んだチーズが、おいしさに貢献していました。
3番目は「味乃なじみ」です。「スパイス キーマカレー」(写真上から3番目)を食べました。
チキンのキーマカレーに、素揚げされたシシトウやカボチャ、ナスなどの夏野菜が、色を添えています。汁気の多いカレーは、肉の粒が大きくて弾力もあり、食べ応え充分。キレのあるスッキリとした辛さも印象的で、食欲を刺激します。添えてある温泉玉子を混ぜ込むと、味わいがマイルドに変化、野菜類とともに多彩な味わいが楽しめました。ミニサラダ付き。
4番目に訪れたのは「もっこす亭」。「カレーまぜ麺」(写真上から4番目)が参加メニューです。
カレー味の肉味噌を、麺に絡めて食べる趣向。肉味噌は甘じょっぱい味わいですが、遅れてスパイスの刺激がジワリと拡がります。これに中太ストレート麺が合わさると、何とも不思議なおいしさに。卵黄も手伝ってコッテリと濃厚そうに思えますが、シャキシャキとしたモヤシやネギのおかげか、意外にあっさりと食べられました。
最後は「マリーンスポットM」です。「カレーライスコロッケ」(写真下)をテイクアウトしました。
三角おにぎりをフライにしたシロモノ。大きさは高さ5センチ、厚さ3センチほどでしょうか。カレーを“具”にした小ぶりのおにぎりを、細かなパン粉が包んでいます。パクっと食べると、コロモの香ばしさ、カレーの風味、それにご飯の甘味が混ざり合って、オツな味わい。腹持ちも良さそうで、“重厚なカレーパン”という風情でした。
各店舗ではプレゼント企画が用意されています。
今回はクジ引き。私は5軒回ったので、クジ引きに5回挑戦。芦北町内にあるレジャー施設の招待券セットや、オリジナルTシャツなどが当たりました。
“オマケ”とは言え、やはり当たれば嬉しい。「街道」めぐりの密かな楽しみです。