店舗名の「コップンカー」は、タイ語で「ありがとう」の意味です。
ただ、タイ語には男性言葉と女性言葉があり、「コップンカー」は前者。男性言葉は「コップン」「コップンクラップ」とのこと。カタカナ表現では正確さに欠けるようですが。
今回訪れたのは「コップンカー食堂」。店舗名が表すように、女性が切り盛りしているタイ料理店です。
コクのある旨味、鮮烈な刺激
熊本県八代市の中心部。通町の森本ビル1階にあります。道路側に面した大きなガラス窓や、黒い金属製の引き戸が目印です。
店内はカウンター2席に、2人掛けと4人掛けのテーブルが2卓ずつ。鉄材と木材、コンクリートが巧みに使われ、ナチュラルモダンなテイスト。そこに観葉植物の鉢植えが配され、南国の雰囲気を演出しています。お冷やのコップをはじめ、小物類や調度品にもセンスが。
お昼時に訪れたので、ランチメニューからグリーンカレーをチョイス。メニューは他に、日替わりプレート、パッタイ、トムヤムヌードルがありました。
しばし待って、ランチが到着。メインはグリーンカレーとご飯です。それにミニサラダとスープ、ドリンクが付いています。
“正統派”のグリーンカレーです。鶏肉に赤青のピーマンが鮮やか。シメジなども入って、ボリュームがあります。コクのある旨味と、鮮烈な刺激が利いています。
コブミカンに加え、細長い青い葉が。店主によると「地元農家が栽培しているスイートバジルです」。さわやかな風味が印象的でした。
メニューを見ると、シンハービールなどアルコール類が充実。それらに合いそうな炒め物や麺料理もそろっています。
夜にも訪れてみたい店です。