趣味として凝ってカレーを作りたい時、私が重宝している3種の道具をご紹介します。圧力鍋と保温鍋、そして電動ミルです。
もちろん、これらが無くても、おいしいカレーは作れます。とは言え、良い道具を揃えて気分を盛り上げる…そんなアマチュアならではの楽しさもあるんですよね。
道具で気分を盛り上げるべし!
圧力鍋 内部気圧を高めることで沸点を上げ、100度を超える高温で調理します。
カレーの場合は、スネ肉やスジなどを軟らかく煮上げる際に威力を発揮。また、密閉度が高いので、素材の水分だけで作る無水調理にも大活躍です。
近ごろの製品は、蒸気を逃がす安全弁などの改良が進み、扱いが簡単に。掲載しているのは「Vita Craft(ビタクラフト)」の圧力鍋。アルミニウムとステンレスを組み合わせた多層構造なので、熱が早く回り、しかも丈夫な“一生モノ”です。
保温鍋 ジャーポットの機能を応用した2重の鍋。一度煮立たせた内鍋を、断熱効果のある外鍋に納めることで、加熱し続けずに長時間の煮込みができます。ガス代が節約できる上に安全で、具材が煮崩れしない点が特長です。
アウトドアでも威力を発揮。朝、キャンプに出かける前、内鍋でカレーを作って外鍋に入れておけば、キャンプ場到着後の夕食時には程良く煮上がっています。
掲載している「シャトルシェフ」は、保温鍋で最もメジャーなブランドです。
電動ミル ホール(丸ごと)スパイスを粉砕する時に使い、カレー粉の自作に威力を発揮。スリ鉢などでゴリゴリやるのも風情はありますが、疲れるし場所は取るし時間はかかるし…。慣れない人には、電動ミルがお勧めです。
私の場合、拙宅にはミル機能が付いたミキサーがあったのですが、スリゴマなどにスパイスの匂いが移ってしまうと困るので、カレー粉専用のミルを購入しました。多機能を求めなければ、比較的安く買えます。
ポピュラーなものとしては、イワタニの「ミルサー」が挙げられますね。