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サフランライスが付いている【シンガポールのレトルトカレー】

シンガポールのレトルトカレー

 シンガポール旅行をした人の土産のお裾分けで、レトルトカレーをいただきました。「Raffles Hotel」に並ぶ老舗とされる「Goodwood Park Hotel」のキーマカレーです。

 狭い地域に東西の人種がひしめき、さまざまな通貨が日夜入り乱れる経済の都、シンガポール。私的には、南インド風の辛いカレーが食べられる街、「シンガポールスリング」という甘いカクテルが生まれた街、世界的名物「マーライオン」が意外とショボい街、そして名物のチキンライスを食べ損なった街として記憶されています。

 1998年にトランジットで1泊だけ滞在、昼にフィッシュヘッド・カレーを食べたところ、量の多さと強烈なスパイスに胃袋が悲鳴を上げ、夜に食べるはずだったチキンライスを泣く泣く諦めたのです。カレーではないけれど、いつか食べねばなりません。

 パッケージを見た途端、胸の奥にくすぶっていた未練に火がついた私。彼の地を再訪できるのは、いつの日か?

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スッキリさわやかな風味

 化粧箱に入っていたレトルトパックは、カレーとご飯の2袋セット。温めて皿に出したカレーは「粘度のないミートソース」といった感じ。ご飯はタイ米のサフランライスで、高級感のある淡いレモン色をしています。

 キーマカレーの肉は鶏、野菜は刻んだタマネギとニンジン、そしてジャガイモ半個。レモングラスやコリアンダーの葉が、そのまま入っています。インド風でありながら、生ハーブを使っている点は東南アジアのスタイル。スッキリとさわやかな風味が印象的な半面、辛さは控え目で、余計な甘味やクセのない仕上がりです。
 サフランライスの方は飯粒が硬く、色こそ違え、日にちが経った赤飯をほぐしたよう。カレーもご飯もポロポロしているので、咀嚼して飲み込むまでに時間がかかりました。かえって、日本のご飯で食べた方が、おいしいのかもしれません。

 カレーの出来が良かっただけに、いささか残念。ただ、シンガポールで食べ直したい気分になったことで、土産物としての使命は充分に果たしたと言えるでしょう。

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