カレーを作る際の隠し味、そのひとつにチョコレートが挙げられます。豊富な脂肪分や、甘い風味などが加わって、カレーのコクが深まります。
ところが、今回試食した「横須賀カレーチョコレート」は、チョコとカレーの関係が逆転している製品。チョコレートが主役で、隠し味がカレーなのです。
販売は、神奈川県の横須賀カレー本舗。内容量は65グラム。
パステルイエローに茶色の細粒が
包装紙の中身は、パステルイエローの板チョコ。表面の所どころに、茶色の細粒が見えます。縦15センチ、横7センチ、厚さは7ミリほど。小さなブロックが縦横に合わさっている形状は、割って使う固形カレーのルーを連想させます。鼻を近付けると、カレーっぽい香りも。
ベースはホワイトチョコレートで、そこにカレー用の香辛料を加えてある模様。食べてみると、まずコリアンダーやクミンらしい風味が鼻腔へ抜け、次にチョコレートのマイルドな甘味、続いてピリピリとしたホットな刺激を覚えます。後味に、ターメリックと見られるかすかな苦味が残りました。
見方を変えれば「スパイシーなフレーバーのチョコレート」。万人向けではないでしょうが、決してゲテモノではありません。個人的には、チョコレートとしておいしく食べられました。