台湾に旅行した方からお土産にいただいた、このレトルトカレー。
製品名に使われている文字が、日本の常用漢字には入っていません。そのため、「台湾のレトルトカレー」という味気ない表記になってしまいました。
パッケージ画像をご覧いただければお分かりのように、「口+加」に「哩鶏肉」と続きます。チキンカレーと分かりはするものの、文字で表せないのがもどかしいですね。
スパイスに八角なども
販売は台北市の味王。1食200グラムです。
温めてご飯にかけたカレーは、くすんだ黄土色で、トロみはユルめ。角切りの具材がたくさん入っています。鶏肉と見られる3センチ前後の小塊が4個ほど。他に、大きさ2~3センチのジャガイモと、1~2センチのニンジンが、それぞれ十数個確認できました。
日本風のカレー、家庭料理や給食などに通じる“懐かしい”カレーです。ご飯によく合う、強い旨味と、優しい味わいが特徴的。半面、スパイスの刺激はほとんど感じられません。
コロコロとした具材は、なかなかに量があって食べ応えが。豪華ではないけれど、食べる側としては好印象です。
カレーを食べつつ“台湾らしさ”を探してみたのですが、よく分かりません。
パッケージ裏面の成分表示を見てみたところ、カレー粉に使われている香辛料が記載されていました。混合スパイスは内訳を表示する義務があるのでしょう。それによると、陳皮や八角などが入っているらしく、このあたりに台湾的というか中華的なものが感じられるような…。