試食の穴関東地方

茨城県の果物と銘柄豚で【メロンカレー】

メロンカレー

 かつて高級フルーツの代名詞だったメロン。近ごろは比較的、安価に気軽に食べられているようです。
 それでも、メロンをカレーの材料に使うという発想は、私個人にはありませんでした。あったとしても、「カレーに合う果物は他にあるし」「わざわざメロンを入れる必要はないだろう」などと考え直し、実行には移さないでしょう。

 私が敬遠しそうなことを実行しているのが、今回試食した「メロンカレー」というレトルト製品。パッケージ裏面には「生産量日本一である茨城県鉾田市産の『メロン』と/茨城県の銘柄豚『ローズポーク』を合わせた茨城ご当地の/メロンカレーです。」と書いてあります。

 製造は鉾田市の磯山商事。1食200グラム。

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「生ハムメロン」のようなもの?

 温めてご飯にかけたカレーは、ユルいトロみの茶褐色。2センチ前後の肉塊が6~7個ほど。ミゾレ状の細粒が見えるのは、野菜などが煮溶けたものでしょうか。

 マイルドなポークカレーです。優しい甘味が特徴的。表示の「中辛」より、刺激は弱めでしょう。豚肉は弾力があり、ゴロゴロと入っている様子が好印象。
 トロリと軟らかな細片が混入しており、これらはメロンの果肉と思われます。カレーの後味にも、かすかにメロンらしい風味が感じられました。

 食前は“ゲテモノ”っぽいカレーを想像していたのですが、意外とイケました。思い浮かんだのは「生ハムメロン」。生ハムとメロンが合うように、ポークカレーとメロンも合うのかも知れません。

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