熊本県に拠点を置く、プロバスケットボールBリーグのチーム「熊本ヴォルターズ」。
これを書いている時点では、B1昇格を目指し、B2で熱戦を展開しています。ファンの後押しも手伝って上り調子にあり、今後が楽しみです。
今回試食した「くまもとトマトカレー」は、そのヴォルターズを応援するために考案・発売されたというレトルト製品。パッケージの隅に「売上の一部を/チームの支援のために/寄付致します」とあります。
ピザソースにも通じる味わい
販売は東京・銀座にあるAMT。フレンチレストラン「ドンピエール」などを擁する企業で、この製品の監修を務めている模様。1食200グラム。
温めてご飯にかけたカレーは、赤褐色でポタージュ状。具材は1~2センチの肉片が5個ほど。ユルめのハヤシライスといった風情です。
欧風のチキンカレー。トマトの酸味が利いており、旨味も濃厚です。やや遅れて、ホットな刺激が口中にジンワリと拡がります。このあたりが“カレー的”なのでしょうが、“ピザソース的”と言えなくもありません。
入っている鶏肉は、ボリュームも味わいもイマイチ。おいしさはカレーの方へ移っているようです。
トマトが前面に押し出されているカレーでした。勝利へ猛進するヴォルターズをイメージ…と好意的に解釈しましょう。
地元の農産物を活かしているはずなのに、産地などがパッケージのどこにも謳われておらず、少々残念。地元あってのヴォルターズなので、そちらも押し出してほしいものです。