中国・四国試食の穴

烏城の“黒”にちなむ【碧水園カレー】

碧水園カレー:パッケージ

 岡山市を訪れた際、名高い庭園「後楽園」を散策する機会に恵まれました。
 ついでに、後楽園の南口そばにあるカフェで、名物という「烏城(うじょう)カレー」を食べるつもりだったのですが。残念なことに、ランチタイムを過ぎていたため、食べそこねてしまいました。

 仕方がないので、カフェの店頭で販売されていたレトルトカレーを購入。それが今回試食した「碧水園カレー」です。

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黒ゴマとホウレンソウのペースト入り

 パッケージ裏面には、後楽園の紹介文などが掲載されています。黒い外壁から「烏城」とも呼ばれる岡山城にちなんだ黒カレーとのことですし、一種の“ご当地カレー”でもあるようです。

 販売は岡山市の碧水園株式会社。1食200グラム。

碧水園カレー:実物&パッケージ裏面

 温めてご飯にかけたカレーは、ドロリとした不気味なタール状。黒色に見えますが、正確には緑がかった焦茶色です。何か入っているらしいものの、具材はよく分かりません。

 見た目と違って食べやすい欧風カレーです。黒ゴマとホウレンソウのペーストが入っているそうで、旨味の強い、マイルドな味わいに仕上がっています。舌触りもなめらか。後からジンワリ利いてくる刺激は、中辛より弱めでしょうか。
 粒状の肉(牛と豚)がわずかに分かるけれど、あまり存在感はありません。後味に、かすかな香ばしさが感じられ、これは黒ゴマのものと思われます。

 やや個性的なカレーではありましたが。
 驚いたことに、隣接の飲食店では「白桃ピオーネカレー」が名物として売られているではありませんか。岡山城周辺のカレーって、こんな変わりダネばかりなの…?

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